外壁の塗装をしてもらう立場からすると、その工事でその塗料は何年持つのか、つまり次の工事まで期間を何年開けることができるかは、重要なポイントです。
塗料で30年持つというのはウソ の記事にもありますが、そもそも塗料にはそれぞれの持ち方があり、過剰な誘い文句には乗らないことです。
過剰とはもちろん、耐用年数のこと。仮に「30年もつ」と宣伝されても、正確にその塗料の耐用年数が何年であるか、素人には分かりません。
また、仮に塗料の名称などから調べたとしても、その結果が正しいか、確証も持てないもの。
というより、消費者が塗料の耐用年数を調べるなんて、そんなことはしたくないです。前提として、お願いする業者さんが信頼できる所であること・・・やはりこれが一番ではないでしょうか。
もう一つ、素人に分かりにくいのは、塗料を塗るその外壁の「状態」です。築後◯◯年ということは家の持ち主は分かりますが、外から見ての外壁の傷み具合と、専門家が見る傷み具合は異なります。
本来は、塗料を塗る前の修復が重要な案件で、それを正直に家主に報告し、見積額が上がることで工事を躊躇われると困る・・と考える業者心理もないとは言えないことでしょう。
できるだけ安く。しかし、ちゃんとした工事をしてほしい。
といういわば当たり前の気持ちですが、その消費者心理に正直に誠実に答えてくれる業者を探したいものです。
特に「我が社オリジナルの塗料は、持ちが違う」といった言説には惑わされないように。オリジナル塗料がそんなに良かったら、もっと業界に広まっている、もしくは他社も、追いつくための企業努力で何らかの動きが出ているはずです。